厚生労働省の「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」において、胃潰瘍などに使用されているプロトンポンプインヒビター(PPI)が、スイッチOTC薬化することは見送られました。
PPIのOTC化、紛糾の末に「否」
「ランソプラゾール(タケプロン)」、「ラベプラゾール(パリエット)」、「オメプラゾール(オメプラール)」の3薬剤に審議されました。
それによるとスイッチOTCとしてすでに販売されているH2ブロッカーのファモチジンに比べて、PPIの方が1日1回と服薬コンプライアンスに関しては優れています。
厚労省の「覆面調査」によると、薬局での販売体制の不備(薬剤師からの説明不備など)が濫用の恐れがあるために、先送りにした主な理由です。
アメリカなどのドラッグストアではPPIはOTC化されていて、アレルギー治療剤のように簡単に入手できる薬剤です。
日本国内の医療財政制度が逼迫していてセルフメディケーションを提唱されていますが、国民の安全を考えるとバランスが難しいです。
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